1979年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されたエジプト南部のナイル川流域の、アブ・シンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群(Nubian Monuments from Abu Simbel to Philae)は、古代エジプト文明の遺跡でもあります。
1960年代に、エジプトでナイル川流域にアスワン・ハイ・ダムの建設計画がありましたが、このダムが完成すると、ヌビア遺跡はダムの底になることから、ユネスコが主体となり『ヌビア水没遺跡救済キャンペーン』が開始されました。ちょうど、この世界遺産登録の約20年前のことです。
アブ・シンベル神殿は、建造主は新王国時代第19王朝の王、ラムセス2世といわれ、砂岩でできた岩山を掘り進める形で作られた岩窟神殿です。また、フィラエ神殿は、イシス女神を祀る神殿で、カラブシャ神殿は、ナイル川西岸に建てられていましたが、1970年に現在の位置(アスワン・ハイ・ダムの近く)に移築されました。
