オーストラリアのほぼ中央の砂漠地帯に位置するオーストラリア連邦ノーザンテリトリー内、ダーウィンから1431キロメートル南にある『カタ・ジュタ国立公園(Uluru-Kata Tjuta National Park)』内にある『ウルル』は、別名「エアーズロック」の名で広く世界に知られていています。
1987年に、このウルル-カタ・ジュタ国立公園はユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録されました。しかし、この地に住む先住民アボリジニの文化的価値が高いことがあり再考されました。そして、1994年に文化遺産としての価値も合わせ持つ複合遺産で登録されたのです。
ウルル(エアーズロック)は、地球のおへそとも呼ばれています。
この奇岩は、この地がおよそ6億年前の大山脈だったころに、地殻変動が起こり、巨大な一枚岩が姿を現したのだと考えられています。
一方アボリジニの神話によると、偉大な先祖たちは天地創造の時代に全土を歩き回り、そのために通った道は聖なる道とされ、その道の全てはウルルで交わっているとされています。そして、創造の仕事が終わると、この巨大な一枚岩の中に戻っていったとされています。アボリジニにとってのウルルは、心の中心となる「赤い心臓」でもあるのです。
