中国史上初めての巨大な統一国家の秦は、紀元前3世紀に7つの国が争う戦国時代を制したのでした。中国史上初の秦の「始皇帝」が、その強大な70万人の労働力を利用し、40年の歳月をかけて作り上げた巨大な陵墓が「秦始皇帝陵(しんしこうていりょう)」です。
中国の西安郊外の秦始皇帝陵から、わずか1キロメートルほどしか離れていない場所で偶然に、素焼きの像が地中に埋まっているのを発見しました。さらにおびただしい数の兵士や馬を模った等身大の土偶が、地下5メートルの所にある地下空間から見つかりました。これらは全て始皇帝陵から伸びる道に沿って配置されていて、東の方向を向いています。ここが「兵馬俑(へいばようこう)」という巨大な陵の一部を成している遺跡です。
中国史の研究をするにあたり、この兵馬俑の発見は当時の始皇帝の思想などを知る上で、貴重な史跡となりました。兵馬俑坑は、その周辺にもまだまだ未発掘の土偶があると言われています。
