1987年にユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録された万里の長城は、中国にある人類史上最大の建造物です。秦の時代から明の時代まで築かれた万里の長城は、河北省山海関から甘粛省まで、総延長は5万キロ以上に至ると言われています。これほど長い建造物のため「月から見える唯一の建造物」とも言われていました。しかし、2004年に中国科学院より「宇宙空間から肉眼で観測することはできない」と発表されました。この万里の長城が、荒涼たる砂漠で守りぬいたものとは、漢の時代に拓かれた交易の道「シルクロード」だったのです。
しかし現在の万里の長城は、地元住民が家の材料にするため万里の長城のレンガを盗み去るために破壊が進んでいます。一方、ダム工事によって万里の長城の一部沈んだりもしているようです。万里の長城周辺の地域は中国でもっとも貧しい地域でもあり、当局は万里の長城の人的破壊対策に頭を悩ませています。
