『パルミラ』は、砂漠の真ん中でシルクロードの東西を結ぶ要所として栄えた都市です。1980年に、ユネスコの世界遺産(文化遺産)として登録されました。バルミラは、水と緑溢れるオアシス都市であり、シリアの首都ダマスカスの北東から約200kmの砂漠の真ん中に位置していました。北からのワジアブオベイド川と、西からのワジアイド川が形成する扇状地に建設されました。
ラクダの隊商交易が行きかうシルクロードの中継地として、約400年もの間、繁栄を極めました。長旅の疲れを落とす為の大浴場や旅道具を売る商店はもちろんのこと、豪華な大劇場といった娯楽施設や、様々な国の神を祀った神殿を外国人商人の為に建ててあったようです。町の大通りは全長13キロメートルもあり、立ち並ぶ列柱には彫像が飾られていました。中央広場では市場が盛んに開かれ、町はその関税によって莫大な利益を得ていました。
